しゃもじお兄さん

アリータ:バトル・エンジェルのしゃもじお兄さんのレビュー・感想・評価

3.4
原作未読。だが、キャメロン製作×ロバートロドリゲス監督×サイボーグ世界観ってだけで既にもう面白そうやんけ、そりゃ観ますわ。

流石キャメロン、強きサイボーグガールは絶対好きですもんね笑

サイバーパンクなハイテック天空都市と、ラテンアメリカイズムのある地上の貧しい近未来旧市街の二つが両方描かれているので、一作で二度美味しい映画ですわ。

でもこれほぼ、ローラーボール(幼少期にリメイク版を観ただけ、観賞にはカウントせず)ですね笑 つまり本作のメインのジャンルは架空スポーツ映画ってことですわ。

あと本作の凄いところは、善玉も悪玉も暴力を振るうこと自体にはなんの罪悪感も持ち合わせていないって部分ですかね。とりあえず意見が合わなければねじ伏せよう!という精神笑 80'sアクションかよ笑 アリータなんて、自分の正体が兵器だったことを知っても、ラッキー!だから私超強いんだ!イェーイ!くらいな態度笑 ディズニーが観たらキレる。

主人公はCGじゃなく、普通に役者で良かったんじゃないすかね。いくら役者の動きを反映しているCGとは言え違和感はゼロではないので。

あと、足早で説明的な脚本は残念な感じ。そして安い感動も満載。

サイボーグデザインに特に目新しいものは無いが、ロボットや乗り物などのガジェットデザインは総じてイイですよ。

しかし、社会的に下層地域とされている地上の町が別に嫌な場所に感じられなかったですわ。貧しく演出されていない。

ジェニファーコネリーはマジで綺麗だとは思いますけど、未だにお色気要員みたいな扱い方されてるのば、ちょっとどうかと思いましたね。

続編は… 別にいらないです。

なんかキャメロンがギレルモデルトロに「銃夢って漫画おもろいよ、読んでみ」って紹介したのがきっかけらしいですね!

銃夢は読んだことないですが、似たような20年くらい前のサイボーグ傑作漫画では、士郎政宗先生のアップルシードがまじ好きです。超絶かっこいいんで是非読んでください。