minorityhub

アリータ:バトル・エンジェルのminorityhubのレビュー・感想・評価

3.9
ディストピアで身体をもらった記憶喪失のサイボーグ女性が主役。
漫画『銃夢』(がんむ)が原作。
他にシリーズ漫画作品として『銃夢 Last Order』と『銃夢 火星戦記』がある。


サイボーグ達の迫力あるバトルや、近未来的なデザインがふんだんに盛り込まれた映像、ホロリとくる恋人同士のシーンが見所。


ディストピアの上空にユートピアのザレムが存在しているが、違和感を感じた点が二つ。
ザレムへの入国許可の管理を悪(だと思う)に任せていることに反対する人間はいないのか。
ザレムの侵入への抑止力となっているのは、あのミキサーみたいな設備だけなのか。
次回作でこの違和感が解消される事を願う。


興業収入は不振。
理由は予告編でアリータの容姿を見て映画にネガティヴなイメージを持った人が、劇場に足を運ばなかったからだと推測されている。
しかしその容姿についても、実際に映画を体験すれば、慣れてくる頃にはモーションキャプチャーで表現された彼女の表情も相まって、愛着すら感じる。


他の監督の為に脚本を書かないキャメロンから、信頼され今作を任されたロドリゲス監督は、次回作についても「本作を観た観客が気に入ってくれたら、ぜひ作りたいですね」と言っている。
minorityhub

minorityhub