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アリータ:バトル・エンジェルのばんばんのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

これで完結してると思ってみてたので、ラストであれーーーーー?????ってなりました。

大変な戦争は何故起こったか、ザレムが憧れの場所であるのはどういう訳か、そもそもノヴァとは何者で何をやらかした...というか200年(300だっけか?)は生きてるってこと?サイボーグ戦士というのはわかったけど何故わざわざ少女を...?
という投げっぱなしなのをアクションと特殊設定とお涙頂戴で押し切っている感がすごい。

とにかく殺人に関する倫理観がぶれぶれなのが始終頭の中ではてなマーク飛ばしまくりで疲れてしまった。
下の街では殺人は罪だがサイボーグ化が進んでいる為に皆お手上げ、で賞金稼ぎを雇ってそいつらを捕まえる。但し生死は問わない。→なので賞金稼ぎは合法的なシリアルキラー。
アリータは悪人とはいえめちゃめちゃ殺してるのに、ヒューゴが殺人罪で賞金首になったと聞くや顔を歪める。
モーターボール中の殺人は放置(アリータはうまいこと殺しまでしてないようだったがアリータを殺そうとする連中に対して見てるだけ)。
アリータはベクターを殺しちゃうし...。
そもそもアリータは殺人兵器であるから...うーん。

ベクターがヒューゴを利用してアリータを手に入れようと飲みに誘ったのは、これは...と思ったがヒューゴのアリータへの想いは本物でした!という引っ掛けでなんだかなーやっぱり2人の恋心で盛り上げんか...と逆に冷めてしまった。

でも最初の方で予告では不気味かと思ってたアリータの巨大な眼も仕草やリアクションでかわいくみえてきてよかった。
(いや、かわいいから余計に殺人兵器ぶりが怖かった)
それと荒れまくった世界という設定でよくみかけるけど、勝ったら特別な何かを獲得できるよ!って事にして何でもありの凶暴なスポーツで競わせるのは、社会のストレスをそこに逃がす役割があるようでおもしろいなあと思った。
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