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メリー・ポピンズ リターンズのanjieのレビュー・感想・評価

5.0
原作のメリー・ポピンズはとっても恐い。ニコリともせず子供達に厳しい。

だけど子供達はメリー・ポピンズが大好き。日々、魔法のような体験をさせてくれて、不思議な魅力を持つナニーなのだ。

映画では、J・アンドリュース主演版でも本作でも、とても優しい。(本作の方が若干笑顔が少ないかも)

それだけでも大きな違いがあるが、原作も映画版も大好き!

メリー・ポピンズは日常の面倒なコトもサッと終わらせる。


ー「さあ、お茶にして寝ますよ!」

子供達はミルクを飲んでココナッツ・ケーキを食べて、お風呂に入って出るのに1分くらいしか、かからなかったように思われました。
ボタンはわれ先にボタンホールを飛び出すし、スポンジと石鹸は稲妻のようにあがりおりして、タオルは一拭きでふき取ってしまうのでしたー(原作より)

これは、映画のお風呂のシーンで形を変えて表現されてますね!

原作で活字を読んで「いいなぁ」と思ったシーンが映像となった時、映画化されて良かったなぁと思える幸せ!

そう、映像の素晴らしさ!朝霧の中の自転車、古い年代の衣装を着た煙突掃除達が、古典的要素をしっかり守りつつも、キレッキレに踊りまくる!原作には無いシーンだけれど、映画ならではの良さが満載でした。

もし友人に勧めるとしたら、前作を観るより原作を読んでからの鑑賞をオススメしたい作品です。4冊ありますが、1冊目の「風にのってきたメアリー・ポピンズ」だけでも充分その魅力が伝わると思います!(好みはあると思いますが)
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