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愛の囚人のmisskittenのレビュー・感想・評価

愛の囚人(2014年製作の映画)
2.0
主人公アルテムにそこまでの魅力を感じなかった。
レーラは若く美しいけど、レーラが全てを捨ててまでアルテムを得たいと思う気持ちが、よくわからなかった。
アルテムは超自己中の最低の人間だった。

長い映画で、ちょうど1時間あたりで脱落しそうになったけど、、アルテムの年上の奥様が美しく魅惑的で、なんとか見続けることが出来た。(この奥様はただただ可哀想な人だった。。)

唯一良いポイントは、後半部の、
人を殺してしまったアルテムとレーラの顔が、罪の意識と不安に追い詰められて不幸に見えるところです。
前半の表情と全然違う。そこは凄いと思った。

レーラの親はレーラを苦労させたくなくて良かれと思って、富豪のグレヴィッチという楽な道へショートカットさせたけど、
本人が納得してないと意味ないし(今回なんか特に逆効果だし)、急がば回れだなーと思いました。
アルテムが短絡的過ぎて、どっちみちダメだった可能性も否定できないけど。。

レーラに散々振り回されても動じなかったグレヴィッチの忍耐力も何気に凄い。

一つだけ疑問があって、突然現れてアルテムを誘惑した年上の女性(後のアルテムの奥様)は、なんでまた突然登場したんだろう?アルテムとレーラを引き離したかったグレヴィッチに頼まれたのかな?

キリル(金髪の可愛い息子くん)は多分、グレヴィッチの連れ子だと思ったのだが、結果的にレーラは息子を庇っているので、レーラにも母性はあったのかな。

エンドロールの、the free designの「Love you」という曲が良かった。
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