麒麟

手紙は憶えているの麒麟のネタバレレビュー・内容・結末

手紙は憶えている(2015年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

最後の展開はなんとなく読めていたが、ミスリードの仕方が上手くとても楽しめた。
手紙で「妻が死んだ日に計画を決行することを決めた」と言っていたが、それはゼウの言葉ではなく、マックスの意志だったのだと思った。
ゼウの妻が死に、認知症のひどくなったゼウともう一人のナチをまとめて裁くにはこの手段が最も効果的だから...
終わってみれば、マックスは老人ホームにて再開した時に覚えていたが、ゼウが覚えていなかったのも頷ける。
この映画はゼウの話ではなく、マックスの復讐劇の物語と言えるのかもしれない
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