Haruki

手紙は憶えているのHarukiのレビュー・感想・評価

手紙は憶えている(2015年製作の映画)
4.9
高齢者が主人公でゆっくりとした展開に感じるが、流れる感情や信念はかなりドラスティックで激しい。

4人の「ナチス容疑者」を追う話だが、1人目は軽く終わり、2人目では主人公は慟哭し、3人目では大きな事件が起きる。そして最後に圧倒的な衝撃とどんでん返しが起こる。そのクレッシェンドに高まっていく緊張が胸に突き刺さる。

クリストファー・プラマーの演技は凄すぎる。最後の最後のマーティン・ランドーも素晴らしく、遺作として完璧な演技をしたと思う。

こういったホロコーストものを観ると、実感がないから完全には理解できない悔しさを感じる。
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