プログレッシブバンドの雄 Yesの全盛期の演奏を収めた映画
70年代初頭のコンサートフィルムとしては最良のものかと思われます
挿入される早回しのコラージュや微生物の映像以外はシンプルに撮影しただけですが、そこがまた良い
この時代のコンサートフィルムのカメラワークは歯痒いものが多いですが、この映画は、バンドの性質もあるせいか、運指などに細かく気を配った、痒いトコロに手の届くカメラワークでストレスフリーです
この映画の主役はギターのスティーヴハウでしょう。彼の細やかなフレーズとは逆を行く情熱あふれるステージングに目を奪われます。ハイライトの『危機』や『Yours is No Disgrace』でES335を掻きむしる姿は最高です。
クールなステージングのクリススクワイアも素敵です