このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
サモ・ハン、ジャッキーたちの昔の香港映画の格闘シーンは、演武の型の美しさで見てたというか、どこか超人がやってるというか、現実感が薄くて安心して見られることが多かったんだけど。この映画の格闘シーンは、マフィアたちのやり方がえげつないし、サモハンの技も現実的に感じられてひたすら痛そう。
そうだよね。固めて圧を加えたり、投げたりしたら、骨折れるよね…みたいな。
アンディのシーンも見てるだけで痛い…。
アクションというよりバイオレンス。
ストーリーも哀しくて、サモ・ハンの映画でなければ、辛くて見られなかったかも。
最後、ここで笑わせるのって所で笑わせてくれたのでちょっと息がつけた。
良かったことも、辛かったことも、最後には忘れていって、愛する対象だけが残った。
おじいちゃんずと隣人のポクさんのことも忘れちゃったのは寂しかったけど。
サモ・ハン自身が時間が過ぎていって、映画からも一時期遠ざかっていたときの感覚も込められているのかな。
サモ・ハンの目が本当に綺麗でした。