カント

へそと原爆のカントのレビュー・感想・評価

へそと原爆(1960年製作の映画)
2.9
1960年制作。14分の短編映画。(予告編を検索→から全編鑑賞可YouTube)
植田調(植田正治)の様な色合いで、原爆投下の背景を暗喩として描く。
シロフォンの軽妙なBGMを使って、一瞥する分には楽しいよ。

ロレルリラ♪ロレルリラ♪
山の頂の原罪(林檎)
奪い取られじと競う2匹の蛇。
口からチロチロと舌を出して引いたり威嚇したり。

人身の治世産業の「牛」
波間にたゆたう拘束された2匹の蛇の藻搔き。
ビダーン☆ビダーン☆
生命の消滅せんとする鶏が波打ち際で力無く逃げ惑う。

縄で囚われた4つの大地。
北海道、本州、四国、九州。
一匹の白ヤギは広島へ。
一匹の白ヤギは長崎へ。

原爆の犠牲者を、これほどPOPに、子供達の寸劇として表すのは芸術の狂気か。
全裸で砂浜を転げ回ると、性器の粘膜に砂が入るので危険。
チンチン腫れちゃうぞ!
マンコ爛(タダ)れちゃうぞ!(女子は居ません)

波は、人間のリジリエンスを表現している。
「へそ」は、何を表現してるのか、皆で考えよう(^o^)
………………………
はっきり言えば!
アングラ過ぎて暗い。
中野の“タコシェ”で勃起しながら少女緊縛の金子クニヨシの画集を買うような『尉二病』の大人が楽しむ短編。

※上記の解釈は、あくまで私の感想で…
林檎
砂山


ヤギ

へそ
チンチン
何を言わんとしてるのか、
さっぱり分かりません(^_^;)
カント

カント