ズーミー

キセキ あの日のソビトのズーミーのネタバレレビュー・内容・結末

キセキ あの日のソビト(2017年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

もしもこの話の隅から隅まで実話だとしたら、それはほんとに奇跡だと思う。
兄弟が抱えていた苦悩は常に父親との関係であって、GReeeeNというグループの楽曲作りに対する苦悩や、アーティストとしての大変さなどは全くと言っていいほど描かれていないし、微塵も伝わってこない。この作品の全てが実話だとしても、全てが映画的な、ご都合主義にしか見えなくて、全く説得力がない。
特に最後の父親のくだりは意味がわからない。父親は自分の息子たちがGReeeeNと知っているからHIDEに音楽をやることを許したのだと思ったら、あの始末。厳格だった父親がこれまで守り続けていた、医師というプライドはなんだったのだろう。
一貫して続くダラダラとした語り口もとにかく退屈だった。
作り手の音楽に対する愛情が全く感じられない。

ただ、松坂桃李とグリーンボーイズのメンバーは与えられた役を可能な範囲内で頑張ってると感じた。
GReeeeNの曲はやっぱり好きです。
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