YutoKishida

キセキ あの日のソビトのYutoKishidaのネタバレレビュー・内容・結末

キセキ あの日のソビト(2017年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

兄と弟がの対比により、物語の重みもGReeeeNの魅力も増し、未来に、好きな事に、楽しく一生懸命でありたい!という気持ちが溢れ出てくる映画だと思った。

例えば、冒頭は兄のGReeeeNとは真反対と言っていいロックをひたすら映される。又、家族内では絶対的存在である父が音楽を反対する上で家族内に気まずい空気が流れるのも表現されている。さらに好きな事をして生きてきた兄は家を飛び出し、音楽で生きる事を決めるのだが、そこに打つかる現実も映される。ここでは、趣味でやる遊びの音楽≠プロの音楽というのに焦点を当てている。
この前半部分はぶっちゃけ邪魔だと思った要らないシーンが多いと思ったのだが、これが後半に最高の演出を与える。
暗いと思っていた印象が、GReeeeNになる弟の話に移っていくことで、僕達が本命として見たかったものが見えるという希望へと変化していく。しかし、まだここでは兄と弟の対比で現実の重圧さが残っている。これだけ溜めて、やっとGReeeeNの歌が流れる…

これがもう!最高なんです。
やっぱりGReeeeNって最高だなー!明るく前に進みたくなるなー!!

もうこの感情ですよ。これだけで涙出そうなんですが、これは話のほんの一部。
弟の奮闘に話は移っていき、映画のタイトル名通り、キセキが起こる青春物語。
映画の中でGReeeeNを聴く人達に感情移入を勝手にしてしまうように作られている最高の映画でした。
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