2回目鑑賞。
GReeeeNの楽曲「キセキ」が誕生するまでを実話をもとに描いた作品。
豪華俳優陣によるGReeeeNの名曲の再現度も悪くなく、
松坂桃李と菅田将暉が演じるジンとヒデの兄弟の葛藤もうまく描かれていて、
普通に楽しめた。
今作を見ると、
自分のやりたいことを仕事として生きていくことの難しさを痛感させられる。
兄のジンは、
大好きな音楽が、デビューを目指すうちに、自分のしたいものとは相反するものへと変わってしまった。
一方で、弟のヒデも、
自分のなりたいものは歯医者だと自分に言い聞かせ、本当はやりたい音楽への気持ちに心を塞いでいた。
この二人の葛藤があったからこそ、
ヒデは歯医者と歌手を両立し、
ジンは自分の夢と重ねるように、弟の背中を押すことができたのだと感じた。
また、今作は、
ある意味家族の絆という面も描かれている。
「自分はこうなりたい」
「息子にはこうなってもらいたい」
「親にこう思われたい」
色んな感情が入り混じっている様子が、
とてもリアルに描かれていたと感じた。
そんな家族のシーンで、
1番好きなのが、父親が兄弟に対して、
「お前ら、GReeeeNって知ってるか?お前らも、GReeeeNみたいな曲を作れるようになれ」と言うシーン。
父親が、ヒデのグループ名をGReeeeNだと知っていたかどうかは定かではないが、
どっちにしろ、これまで厳しかった父親の愛情が感じられる心温まるシーンだと思う。
今日からは、
しばらくグリーンボーイズの曲を聴こうと思う。笑
それにしても、忽那汐里かわいかった。