けびまつ

トリガール!のけびまつのレビュー・感想・評価

トリガール!(2017年製作の映画)
1.8
東宝シネマズ新宿で鑑賞。公開2日目だというのに、お客さんの入りは1/3程度とかなり厳しい興収模様。
もともと滋賀県に住んでたこと、また、フライヤーを観て面白そうだなと期待していたので、公開をすごく楽しみにしていました。「あさひなぐ」に次いで、またまた英 勉監督作品。この監督は映画のどのシーンにも、BGMやSEをつける演出が多いのか、全体的に賑やかな(騒がしい)作品。内容は鳥人間コンテスト(毎年、琵琶湖で行う人力飛行機のコンテスト)に挑戦する女の子とそのチームをコメディタッチで描いた作品。
コメディタッチにすることで観やすくはなっているのですが、メインキャラクターの内面の成長が十分に描かれていなかったり、キャラクターたちを突き動かす行動原理が伝わってこなかったりとストーリー的にはかなり観ていて辛かった。また、パイロット以外のチームメンバーは、一応にメガネ+チェックシャツの「オタク」として描いていた点も残念。パイロット以外のメンバーにも、コンテストにかける想いや情熱があるはずで、そうした想いを託されて、「飛ぶ」ことにもっと焦点を当てて欲しかった。
良かった点をあげるとすると、人力飛行機が滑走し、飛行するサマはとても優雅で、ワクワクしましたし、コンテスト前日に滑走台から夕日をバックにパイロットたちをドローンで撮影したシーンは美しかったです。また、主演の土屋太鳳さんの健康的な美しさは存分に伝わってきました。
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