「國村隼の存在感!!!」
ネタバレあり
バッドエンド映画の秀作。
バッドエンド作品が苦手な人、謎がすっきり解明しないと納得できな人にはオススメできない。
まずはとにかく國村さんと子役の女の子の演技が凄すぎる。凄すぎて笑えてくるくらい。
本当に何かに取り憑かれているのんじゃないかと錯覚するほどの演技。
2人の演技を見るだけでも価値あり!
韓国作品特有の日本人にはオーバーすぎると感じる演技を私は苦手なので、序盤は作品に入りきれない。しかもサイコものだと思ってたらオカルト?的な展開に少々萎える。
ただ中盤からラストにかけての國村&女の子の演技に惹かれてグイグイ作品に引き込まれた。
さて、この作品は一体なんなのだろう?
ジャンルもスリラー?ホラー?スプラッター?オカルト?はたまたゾンビ映画?
どれにも属せないのが良いような悪いような。そこが人によって中途半端に思えるのかも。
あのゾンビっぽいのいったい何?
毒キノコによる影響でああなったって言えるけど、でも頭にレーキ刺さっても、頭を石でど突かれてもビクともしないって。。。
そして1番の謎はコクソンという村で人々を殺戮したのは誰か?
シンプルに考えるとラストで写真を撮った高名な祈祷師が諸悪の根源な気がするけどどうも腑に落ちない。國村さんは死んだのか?白い服の女は人間なのか?
考えるのがすごく楽しいけど、答えは見つからない気がする。
ただ、冒頭の聖書の言葉から察するに、悪霊は関係ないのではないか。
「なぜ 心に疑いを持つのか」すべてを疑うと、答えは悪霊でもなく、人でもなく、毒キノコ! みんな幻覚を見ていたのかもしれない。星4.5