ちびたろう

トロールズのちびたろうのネタバレレビュー・内容・結末

トロールズ(2016年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

他の生き物を食べることでしか幸せになれない存在って子供映画にしては残酷な設定だなと思った。
私たち人間も、美味しい肉を食べることで幸せを感じる。人間はベルゲンとは違って、幸せを感じる手段は他にもあるけど、もう二度とお肉を食べられないとなると、人生結構辛い。
他の命を奪うことでしか得られない幸せもたしかにあるなぁ。

序盤のポピー、自分が思う幸せの押し付けだったり、それまで否定してたのに具合が悪くなるとちゃんと対策してきたブランチに強引に協力を求めたり、不真面目陽キャ大学生みたいで不快だった。

幸せを教えてくれたポピーを助けるため自分を犠牲にしたブリジットと、そんなブリジットを助けるため危険を顧みなかったポピー。
トロールは食べるもの,ベルゲンは恐ろしいものという観念が当たり前にある中での、ブリジットとポピーの友情には感動した。

「トロールは誰も残さない」という父からの信念に加え、「ベルゲンにも幸せを」と行動したポピーは先代を超える女王になったと思う。

命の重さがわりと軽めに描かれてるのにびっくり。
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