古い言い回しですけど、カルト的に支持されてるようなB級映画ではなく、本作のような文字通りの意味でのB級映画って割と好きなんですけど、なんかダメでした。
というのも具体的に萎えた展開があって、それは主人公が妊娠していたという事実を知ったときです。
映画が始まってから主人公が妊娠していることを知るまで、およそ40分以上経ってからなんですね。僕の見落としが無ければ、妊娠を察することが可能な映像ないしセリフが出てきていない。それってどうなんだろう?って僕は思うんです。なんか不親切というか、作りが雑というか。
まして男女が別れる理由として妊娠ってかなりヘビーなことなはずなのに、ちょっとした痴話喧嘩レベルの末に別れているんですね。あの二人は明らかに馬鹿なので、納得出来るっちゃあ出来るんですけど。
19番テーブルの人たちがそれぞれ問題を抱えているけれど、浅く描き過ぎているのもまた、B級映画らしいっちゃあらしいんですけど、ちょっと手を広げ過ぎて散漫になっているなと思うわけです。
ところどころクスっとするシーンもありますが、点数としてはこんなもんですかね。