1937年の「スタア誕生」など、これまでも何度か映画化されてきた物語を新たに描いた傑作。
もともとはイーストウッドが映画化する予定で進められていた企画で、「アメリカン・スナイパー」のつながりで、クーパーが初監督作にして、脚本・製作・主演も手掛けた堂々とした作品。
クーパーは、イーストウッド的な立ち位置、そこにポディショニング出来る逸材だ。
レディー・ガガはスーパースターとはいえ、映画初出演。奇抜な衣装やメイクが多いイメージだったので、素顔は新鮮。
そのふたりの対比、音楽ジャンルそのものを表しているようでパフォーマンスは見応えがあるし、ふたりの会話や精神状態などの描写が多く外交的な題材だが、かなり内向的で淡々としているのが特徴的。
映画はキャスティングでだいたい決まると言われているが、その典型のようなクーパーとガガはグレイトカップルだ。
約12分間のシーンが追加された「アンコールバージョン」もあり。
アカデミー主題歌賞受賞。
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