アリー観てきました。
めちゃめちゃ女性向けなストーリーだったと思います。
そして何よりも中で歌われる歌がどれも素晴らしかった。
レディ・ガガのアリーの歌は勿論、ブラッドリー・クーパーの声もなかなか素敵で、日本語訳を追いながら聴いているとじわーっと心に沁み渡る感じがしました。
この映画の主演はアリーとジャックですが、私はどちらかというとブラッドリー・クーパー演じるジャック目線でストーリーを追ってた気がします。
昔の栄光とどんどん聴こえなくなっていく耳。音に関わるアーティストとしてはまさに致命的。歓声でいっぱいのステージから一歩降りると日々迫る不安に駆られてアルコールを浴びるように飲む姿は、悲しくて惨めで自分をどこかに置いてきてしまわないと生きていくことかできないほど追い詰められてるようだった。
だからバーでアリーの歌を聴いたジャックには彼女が真っ暗闇の中で小さく灯る火に見えただろう。彼にとっての生きる希望。
そんな心の情景をブラッドリーは素晴らしく演じてたし歌詞の一つ一つも心に響くものだった。
アリーはジャックの後押しを受けてステージに立ち、上り詰めていく。
その成功と裏腹にどんどん落ちぶれていくジャック。アリーのマネジャーから忠告を受けて彼は決意する。
彼女の枷にならないように、足手纏いにならないように…そこでの小さくも固い決意がその時からその目に見えてそこからは涙しかなかった。
予告を聴いてもそうでしたが、本当に歌が良すぎて観たその足でサントラ買ってしまいました。
ブラッドリーが最初から最後まで本当に素敵でした
