今年の〆にふさわしい、心地よいしっとりとした作品でした。
2つの星の誕生と再生。
主役はアリーのようでジャック。一心不乱にスターへの坂を駆け上がる純粋なアリーを見つめている、行き詰まった彼はあまりにも切ない。
劇中の時間感覚がまるでないのも相まって音楽に集中させてくれた。
ガガは当然のことながら、ブラッドリー・クーパーの歌が素晴らしかった。低音ボイスが心に響く。
んですけど、前提の「ジャックは世界的ロックスター」っていう設定が上手く伝わらなかったので、その後のアリーへの展開もトントン拍子感が強まってしまったようにも思います。
思えば、アーティストは恒星に似ている。