どうやら何度もリメイクされてる作品らしいのだが、観たのは今作が初。毎年大晦日は午前中に映画納めを行うのが恒例だが、今年もしっかり納まりました。素晴らしかった。
プロットとしては『ラ・ラ・ランド』や『ウォーク・ザ・ライン』に似ている。昨日観た『シュガーラッシュ:オンライン』にも通ずる滅びゆく古い男性主義と女性の社会的飛躍を扱っているようにも感じる。曲の歌詞をよく考えると、歌詞にそれは暗示されているようだ。
ただ本作には圧倒的なオリジナリティがある。その理由はレディーガガの圧倒的な才能のおかげだ。彼女が演じたアリーは他のどのアーティストに寄せたものではなく(アリシア・キーズやホープ・サンドヴァルらしさはあるが)、かといってレディーガガでもない、アリーという全く新しい唯一無二のアーティストを作り出してしまったことだ。
この一点に尽きると思う。ジャックはジョニー・キャッシュやカート・コバーンのようであり、音楽的にはCCRやジャック・ホワイトやブラック・キーズのよう。つまり破滅的で旧タイプ。それが悪いことではないが、彼には生まれ変わる意思が足りなかったと思う。
考えさせられますね。
2019年もできるだけ沢山映画観たいと思います!