自分はあまりいい映画だとは思えませんでした。
ホントゴメンナサイ。
まず良いところ…
音楽が良い!とにかく良い。
レディ・ガガがスゴイ。
超歌唱力、そしてエロい。
以下、ダメ出しが続きます。
前半の展開はツッコミどころはあるけど、ちょっと年のいったガールミーツボーイと思えば許容範囲。
全米を沸かすビッグなシンガーソングライター、ジャクソン・メインの力を借りてダイヤの原石アリーが蝶の如くスターに変身するシンデレラストーリーも、まぁ良い。
ステージ上で人目もはばからずイチャイチャするのはどうかと思うけど。
しかし中盤、アリーがスターになってからのジャックが情緒不安定過ぎて見ててツライ。
なまじジャックの容姿がクラプトン似なもんだから(モデルは多分彼だよね)、クラプトンの孤独だった時期と重ねてしまってすんごくツライ。
命絶つんじゃないかってレベル。
と思ってたらジャック、マジで絶った。
おいマジかよ!
ジャックの父親は、彼が13の時に自殺をしたと劇中で明かされる。
子が親の生き方を真似るというのは、自然の摂理なのだろうか。
幼少時、虐待を受けた子供が親になって自分の子を虐待してしまうという話はよく聞くけど、なんて悲しい連鎖だ。
いやー、しかしその悲しい連鎖をわざわざこの映画でやることないじゃない。
アリーがスターになるというキラキラファンタジー展開から一転、この自殺のくだりだけ生々しすぎる。
ジャックの本当のことを知らないくせに…って、お前らはジャックの何を知ってたんだよ!
アリー「彼に嘘をついたままなの。その嘘は…」
→結局なんやねん!
「誰も悪くない。非があるとすればジャックだ」と兄貴は言う。
でも、ジャックを殺したのはアリー達だと思う。少なくとも自分はそう感じた。
結局髪の色も最後まで戻さないのか。
ジャックはアリーの飾らない髪の色、鼻の形が好きだったんだぞ。
彼が死んでから戻してどうする。
あとジャックの難聴って設定、特に活かされてなかったな。これ必要あったかな?
結局どういう風に落としたかったのかがわからない。
人を殺して感動を誘うのはどうかなって思う。
動画サービスで観たから良いものの、劇場で見てたら発狂してたかも。金返せ!って。
音楽とガガ様の素晴らしさでバランスを保てている。
そんな映画でした。