mentaikosan

ディストピア パンドラの少女のmentaikosanのレビュー・感想・評価

3.2
【斜め上ゾンビ映画】

◾️あらすじ
真菌感染によるパンデミックで、人類のほとんどがハングリーズ化(いわゆるゾンビ化)してしまった世界。
感染者の子供である第二世代は、真菌と共生し、ある程度自我を保てることがわかっていた。
主人公メラニーも第二世代の実験体だったが、基地がハングリーズ達に襲撃され、脱出を余儀なくされるのだった。

◾️感想
また変わり種を発見してしまったな。
第二世代が中心のゾンビ映画とは新しい。

この映画のゾンビは音に反応して全力失踪するタイプで、

・28日後:全力失踪タイプ
・アイアムレジェンド:感染者は昼間休んでる
・サイレントヒル:ゾンビ映画じゃないけどバブルヘッドナースが音に反応してワサワサ動き出すシーンとか似てる
・アイアムアヒーロー:感染前の行動を繰り返したり、集合体になったり

とかを思い起こさせた。

ただ、幼い子供が苦しんでるのはグロより残酷に感じた。

荒廃した都市の描写などは美しく、劇伴も好みだった。
割と夢も希望もない系の斜め上ゾンビ映画でした。