ohshima

ディストピア パンドラの少女のohshimaのレビュー・感想・評価

5.0
どうもディストピア警察です。ねーねーこれのどこがディストピアなんですか〜?ディストピアなとこひとつもなくないですか〜?原題にも小説の邦訳にもない言葉なんで使っちゃったんですか?かっこいい言葉だから意味知らないけど言いたくなっちゃんたんですか?邦題つけたん誰や、いい大学出て映画好きそうな顔して金もらっとるんとちゃうんかい。バカなのは仕方がないから言葉は正しく使って、適当なタイトルつけないでください。恥さらしです。情けない、とっても不愉快。
ジャンル映画をアート方向にアップデートさせる試みは僕のエリを連想させますがそういえばあれもクソ邦題でしたね。不穏な音響やボケを多用するカメラは主人公の主観に寄り添っていて非常に素晴らしいです。初めて外界に出た草原のシーンなんか最高。病原となる真菌の生活環や子どもたちの原始的な社会形成なんかすごく面白くてB級ジャンルをうまく今日的なSFに昇華させてると思います。すごく好きです。あと主演の女の子がすっごく良い。全力疾走系のゾンビにしては緊迫感に欠けることが恐らくの欠点ですが(そもそも主人公が既にゾンビなので当たり前か)、もともと怖いの苦手なので全然気になりません。逆にそれ目当ての人にはオシャクソぶったヌルイ映画だと思います。でも僕は好きです。参照すべきは「僕のエリ」「トゥモローワールド」「28日後」あたりでしょうか、その限りにおいて手堅くまとまってますね、くらいの出来なんでしょうがその上でのスペキュレイティブな部分がツボでした。