この映画の原作本についてまったく知らずに鑑賞。
経済本っていかに自分が損しないか、得するためにはってことが書かれてあるイメージだったけど、この作品は何で今みたいな格差社会が出来上がってしまったのかってことを解説してくれる作品だった。
「プライドと偏見」「レ・ミゼラブル」(最近公開された方じゃなくミュージカルの方)「エリジウム」「ザ・シンプソンズ」とか映画やアニメのワンシーンを例えに使って解説されるから経済初心の苦手意識が軽減される作品だと思った。
長男だけが相続するシステムの例えに「プライドと偏見」が使われてたけど、個人的には「ダウントンアビー」を思いながら鑑賞。
それと、車を使った仕事の個人事業主として働く人々の説明では「家族を想うとき」を思い出しながら鑑賞。
一生懸命働いたり、努力しても報われない社会を改善するために、政治や税制度について無関心ではいけないと思った。