りー

幼な子われらに生まれのりーのレビュー・感想・評価

幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)
3.5
この作品を観ると胸が苦しくなった。
薫は私の小学生の頃にそっくりだったからだ。
それでも大人になった今は、親には感謝しているしどちらかというと親に近い年齢になったので信や奈苗の気持ちも見ていると分かる部分もある。
原作の重松清さんが素晴らしいのは勿論だが、脚本の新井晴彦さんや監督の三島有紀子さんの描き方や撮り方、キャストの演技力(特に薫役の南沙良ちゃん)が素晴らしかったのだと思う。だからこそリアルに感じたし、観ていて小学生の頃の自分を思い出したのだろう。
きっと人間は血の繋がりではなく心の繋がりが大切なんだと思う。
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