辛い。
みんな辛い。
父親も。娘も。妻も。元妻も。
誰が悪い?何が悪い?
正解がないから、どうすることもできない。辛いのに、どうすることもできない。
だからどうでもよくなったりする。
家族って?親子って?愛って?
正解がないから、みんな手探りで進むしかない。進んだところで何かが変わるかもわからない。
この作品でも、変わったように見えて、実はそんなに変わってない。何も解決なんかしてない。それでも生きるしかない。傷つきながら生きるしかない。
浅野忠信の張り付いた笑顔。
わざとやってるならやばい。
わざとじゃないなら、あかんやろ。
浅野忠信はサイコパスの役がぴったりくると思った。淵に立つ見たい。