男の子研究事務所

ワンダー 君は太陽の男の子研究事務所のレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.3
子役一人ひとりが映画の主役やれるような大御所子役が盛り沢山な作品。吹替では劇団ひまわりやテアトルなどのリアル子役を起用しあどけなさがひしひしと伝わる。

良い作品だと思うし多くの人に見てもらいたいと思うけど、逆にこれが流行るということはみんなの心のなかに気まずい心があって差別的な態度を取る可能性があるということでもある。
この作品の狙いは、『この映画が流行らないような社会にする』ことだと思う。そしてみんながフラットな気持ちで障害者・健常者と区別せず接することが出来ることだろう。

パラリンピックや24時間テレビ〜愛は地球を救う〜などは、なにか障害者をネタにして感動を促す商売に見えてあまり気持ちが進まない。
その身体ならそのくらいしかできないだろうという先入観をなくしたい。もっと尊重したい。「○○なのに大変だね」と思いたくない。