太陽(息子/オギー)の周りを回る地球(家族)
遺伝子疾患により人と違う顔で産まれたオギー。母親と自宅学習を行って来たが、10才を期に、学校に通うこととなる。不安ながらも友達を作ろうとするが…
オギーは、ハンデを持っている為、周囲から異様な目で見られる。その為家族はオギーの事を1番気にかける。「私は1番手のかからない子」という姉の言葉はとても感慨深い。
オギーを中心に、その周囲の人達にも焦点を当てて進むストーリーはとても良かった。ハンデを持ったオギーに限らず、人はそれぞれ悩みを抱えて生きているんだと考えさせられる。
オギーという太陽に照らされて変わってゆく周囲。最後堂々と歩くオギーはとても頼もしく、かっこよく感じた。