Toshiko

ワンダー 君は太陽のToshikoのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
5.0
原題は"Wonder" . 2017年アメリカ映画。
オギーが人と違う風貌に生まれたことで、オギー本人はもちろん大変だけど、父母がオギーにかかりっきりなので、姉のヴィアは寂しさを我慢しながら育った。また、オギーと仲良くしたいけど心と裏腹なことを友達に言ってしまうジャックや、突然ヴィアにそっけなくなる友達のミランダ、それぞれの立場に順にスポットをあてていくのが面白い構成だった。
そうだよね。大きな問題を抱えている人がいるだけで、周りの人は、少しずつ遠慮しなくちゃならない。みんなそれぞれいろいろな問題を抱えているんだけれど、自分はそれほどではないと打ち消すことで、自分の大変さや小さな不満は少しずつ溜まっていくんだよね。
オギーの悲しみと頑張りと、両親の心配や嬉しさと、姉の辛抱強さと弟に対する深い愛情と、友達の複雑な心境。どれもよくわかる。あまりに泣けてしまったので、わたしは映画館で観るべきではなかったかも。
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