ねねこ

ワンダー 君は太陽のねねこのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.5
想像以上の「ギフト」が貰えた映画だった。

オギーの話のみでなく、彼の家族や友人の視点でも語られるストーリー展開はとてもよかった。特に姉のヴィアのストーリーは、何度も頷いてしまった。私を見てほしいとかね。弟の部屋のパパとママを見て扉を閉めちゃうとことかね!
ジュリア・ロバーツの表情の豊かさはいつ観ても最高なんだけど、今回も一度だけ聞けます。あの笑い声。あの声聞くとハッピーになるだなあ。ジュリアの魔法。

一つ残念だったのは、いじめっ子の彼の退場かな…うまくすればジャイアンになれたかもしれないのになあ。でも最後の謝罪で校長先生が「わかってる」と言ってくれたのは、彼にとって救いだったかも。あれでオギーのように自分に意見を言う人の声にも、耳を傾けられるようになったらいいと思う。
あとヒヤッとしたのはラストの方の喧嘩のシーンでジャックが倒れて後頭部打ってたところ...え、何?フラグなの?って思ったけど、なんともなくてよかった。何かあったら大号泣だったよ、ほんともう。

たくさんの優しさや諦めない気持ち、誰にも負けない想像力を余すことなく詰めこんだ、とてもいい作品だった。
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