「顔」以外は全て素晴らしいオギー10歳。
そんな彼と、彼を取り巻く多くの人々の1年を描いた映画。
人は見かけじゃ決まらない、誰しも口に出す言葉だけど
実際はそんなものでは無いってのは、誰しも知っている事。
予想通り、学校で同級生からの洗礼を受けて苦しんでましたわ。
俺なら、その状況を嘆き恨んで弄れて引き籠もると思われ。
でもオギーが凄いのは、この状況でもへこたれないんだわな。
もちろん、凹む事もあるけど立ち直る。この強さを見習いたい。
この映画で特に印象に残ったのは姉、ヴィア。
父母の関心は弟オギーに全て向いてしまってる日々。
その状況を理解し、受け入れてる姿が健気でね、本当にええ娘さん。
生まれ変わったらワシの娘にしたい…(お巡りさんこの人ヤバイですw)
ただこの映画、他にも同級生の男の子やヴィアの友達や、
視点が結構コロコロ変わる。それぞれの話はとても良いんだけど、
論点も色々と変わってしまうので伝えたいことが少しボヤケてる気がした。
この映画唯一の悪人と呼べるいじめっ子。
まぁもちろん彼は悪いんだけど、ちゃんと反省もしてるし、
彼があんな風になったのは間違いなく親が原因、
なので情状酌量の余地はあるかな、と。
オギーがまともに育ったのは親の影響も大きいんだな、と再認識。
子供に混じってウッキウキでゲームしてるお父さんかわええw
総括すると、期待しすぎたかなーというのが正直な感想。
もちろん、面白い側に分類される映画とは思いますがね。