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ワンダー 君は太陽のnattyan9のレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.1
うわー、
やっぱ、沢山の人がBEST3に
入れてるやつは、見なきゃだなー。
 
ふつーに名作。
 
なんか、
一見すると、いじめとか障害の話だけど、
でも、友情が芽生える瞬間とか、
友情の行き違いとか、
なかなか、稀有なテーマが描かれてる。
ちょっと、
「スタンド・バイミー」
を思い出した。
 
前にも書いたけど、
日本のいじめは、独特で、
1VSクラスという構図は、
欧米だと起こり得ない。
それは、
”個人の精神が独立してるから”
  
つまり、
欧米では、
いじめっ子もいるけど、
いじめに加わらない子も
いじめを止める子も普通にいる。
(そして、
陰でネットを使ったりせず、
表立っていじめる)(いい意味で)
(書籍「空気を読んでも従わない」
 鴻上尚史・著より)
 
だから、逆に、
本当に、男の子の友だち、女の子の友だちの
勇気に、ふつーに感動した。
(政治家や、パワハラな大人に
 爪の垢を煎じて飲ませてやりたい) 
 
そして、
この映画の一番稀有な所は、
いじめっ子の闇を描いてる所。
つまり、
幸せな子は、いじめをしない。
家庭が温かくて、
話をしっかり聞いてくれる人がいて、
孤独でなければ、
いじめはしない。
 
(いじめっ子がこれを機に
 自分の親が
 毒親であることに気付くといいなぁ)
 
「強さは大事ではない。
 大事なことは、
 強さを正しく使うことの中にある」 
 
 
 
 
 
 
ps.
姉のエピソードも秀逸。稀有。
 
 
ps.
音楽もめちゃめちゃいい。
さりげなく、情感を支えてる感じ。
 
 
ps.
こういう
清々しい、気持ちのいい人たちの
ドラマは大好き。
あと、意外と、
オーウェン・ウィルソンと
ジュリア・ロバーツの組み合わせが
すごいいい感じ。
 
 
ps.
スティーブン・チョボスキー監督、
すげーわ。
「ウォール・フラワー」もだ。
何だろう、
役者に対する信頼感?
すごい温かい空気なんだよなぁ。
(中々、空気を撮れる監督って数少ない)
現場見てみたいわぁ。
ちょっと、是枝さんを感じる。
 

分かった。
台詞だ。
1つは、台詞がすごい削ぎ落とされてるわ。
巧いっ。 
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