楓

ワンダー 君は太陽の楓のレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
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総じて、とても優しい映画🔭

久しぶりになんも予定のない、のんびりした日曜日。期待してない時の方がいい映画に出逢えるような

個人的にsummerの話も観たかったなぁなんて、リクエストをするとすれば…☀️

人としての在り方、関わり方を学ぶ子供時代、時に過ちを犯してしまう事は、誰にだってあるでしょう。この映画でいいなと思ったのは、1人1人を多面的に立体的に描いているところ。それぞれに家族との関わり方があって、背景があって、それを描くのはとても大切だと思う。

子どもの頃は善悪の簡単な二項対立でやり過ごしてしまいがちだけど、少し大人になっていくと、社会はそんなに平面的でもないことがわかったりする。悪を悪で決めつけ終わらせない脚本、個人的には好きだったりして。ドラえもんなんかもそうだけど、いじめっ子だって心の通った人間として描く事、大事だと思う。
そんなところに映画全体の優しさや寛容さが垣間見れた。

最後の校長先生のスピーチが、賢者の石のダンブルドア先生みたいで😂担任の先生や校長先生のように、俯瞰的に見れる教育者って大切…。

現状、今の日本ではこんな素晴らしい先生の話はあまり聞かないのだけど…。ある意味、ある程度富裕な層で、教育に力を入れている学校だからこそ、あり得た話かもしれない。

でもよかったな〜☀️
高評価の理由がわかった。やっぱ高評価の映画は観ておくもんだな。裏切らない安心感に最近気づいてきた
楓