産まれて来ただけで、産まれてくれただけで、それだけで奇跡なんですよね。
映画とかドラマとかそういうの見る時って込められたメッセージや、自分が受け取る何かを探したりして、それが楽しかったりするんだけど、
この映画はそういう期待的なのの横からフッと魅せてくれるものがある。
それがとても優しいものだから余韻が素晴らしい。
登場人物の視点を変えてのエピソードはとても良かった。
群青劇好きだから。
親視点や大人視点がないのもツボです。
主人公のオギーに限らず子供達は苦悩してる。
みんなの気持ちが分かるんだよね。
罪悪感だったり自己顕示欲だったり、、
誰だって居心地がいい場所が欲しいに決まってる。
あとは、大団円だけじゃないってところがよかった。
ジュリアン然り、上級生との喧嘩のシーンで女の子がオギーの顔を見た時の驚きだったり、、
人間らしい。
そこが綺麗所だけじゃなくていい。