脂樽

ワンダー 君は太陽の脂樽のレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.8
あなたは奇跡だ


主人公はオギーかもしれないが、この映画に出てくる全ての人が自分の物語を持つ主人公である。

当初この映画に対する勝手な印象は、
障害を持っている子を持て囃す映画だった。
だが、この映画の30分間を見てようやくそうではないと分かった。

これはこの子を取り巻く全ての人の話だ。

父、母、姉、姉の友達、ようやく出来た友達、いじめっ子、学校の先生、女友達、いじめっ子の取り巻き。
みんなが、みんなの物語を歩いている。

いつもオギーを見守り続ける両親も
弟の良き理解者である姉も
そんな姉の親友だった友達も
オギーの初めての友達の少年も
オギーに嫉妬したいじめっ子の少年も
オギーの魅力に気づいた女の子も
オギーと友達になりたくなった少年たちも

どれもが誰かのためにじゃない
自分を生きている


なんか色々書いたけど、この映画すっごい好きです


ちなみに劇中、マインクラフトの中でオギーが友達と仲直りをするシーンが俺は1番好きです
脂樽

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