障害とかハンディキャップとか、それに限らず、その人でないとわからない辛さや苦しみを人それぞれ抱えていると思う。そういうことを登場人物それぞれの視点で描いていた良い映画だった。主観で見ている限りでは、人の悩みや苦しみはわからない。その人になってみなければ。だから想像するしかない。それでもその人を完全に理解することはできないだろう。その人の家族であったとしても。けど、寄り添うことはできる。寄り添って励ましたり、苦しみや悲しみ、辛さを分かち合ったり、側にいて共に楽しんだりすることで救われることがあるのだとこの映画を観て改めて思った。