◼️優しさに満ちた太陽系
良い意味で予想とは異なる作品であった。
ハンディを抱えるオギーが困難を乗り越えて成長をする、といったストーリーを勝手に想像していたが、自分の浅薄さを恥じるほど深みのある愛に満ちているお話であった。
お話は確かに学校に初めて通うオギーを中心に描かれている。だが、全体の構成は群像劇だ。オギーという存在に接して、周りを囲む人たちにどのような影響が生まれているかを描いている。この構図は、太陽を取り囲む惑星に似ている。そのように導いた良い邦題だなと感じましたね。
偏見を退け、機知と優しさに富んだオギーに接して成長する人々の姿に感動しました。巧みな構成と各々の演技も光る傑作です。
道徳教材にもってこいじゃない？
