どこまでも核心には迫らない、迫れない、みたいなスタンスがずっと続いてる。
申監督作品群を(申監督作品自体観たことないけど)あたかも再現VTRの如く使う演出は面白かったけど、果たしてドキュメンタリーとして真摯な姿勢なのか？と思ってしまった。
それでも拉致被害者本人の話や金正日の肉声などは印象的で、最後のチェ・ウニさんの「自分の映画を作るとしたら、苦労話は入れたくない」という言葉が、やっぱり体験した本人にしか言えないものだなと思った。
北朝鮮では金日成が死んだ時声を上げて泣かなかった人間には処罰が下り、一夜にして一家が消えていたこともあった、みたいな話怖すぎる。
