ごんチキン

将軍様、あなたのために映画を撮りますのごんチキンのレビュー・感想・評価

3.3
"世界一統制された国家" 北朝鮮に拉致された韓国の映画監督&女優が体験した事件を関係者たちにインタビューして作られたドキュメンタリーです

1978年、韓国の国民的女優の崔銀姫(チェ・ウニ)とその前夫で映画監督 申相玉(シン・サンオク)が行方不明になる。その背景にあったのは隣国 北朝鮮の「映画祭に出せるくらいの名作を作りたい」という企みだったというストーリー

めっちゃ怖かったのは、「シンさんがビジネスパートナーの知り合いにチェさんの拉致について相談したら、その人も北の工作員だった」という展開…これめっっっちゃ怖くないですか💦!?
どこに彼らがいるかわからない恐怖、それが友人であるかもしれない恐怖、もう誰を信じれば良いかわからない…
「自分の近くにもいるかも?」と思うと外(特に夜)なんて家から出られませんよ😰

一番このドキュメンタリーで学んだのは「北は、意外と拉致被害者に野蛮行為をしない」ということですね…笑
外国から連れてきて、暴力や洗脳で狂わされると思いきや…優しく挨拶されて、良い待遇でお出迎え✨
「あれ?この国も悪くない?」と思わせるのが本当に上手ですね
( ↑褒めてませんよ(^◇^;) )
だけど、そんな対応をされても、何年も帰国する瞬間を狙っていたチェさんとシンさん…僕だったら普通に諦めちゃうと思います💦
まさに執念の脱出劇、お二人とも本当にお疲れさまでしたm(._.)m

そして、本作を見てると、そもそも北朝鮮がお金をかけるところはそこじゃないだろとツッコミを入れたくなります…笑笑
軍事費でもなく映画の制作費でもなく、もっとほかにいろいろお金持ちかけるべきことがあると思います(ー ー;)
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