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ラサへの歩き方 祈りの2400kmのtoroのレビュー・感想・評価

4.0
信仰を持たない自分には、信仰を持つ人々への憧れと恐怖がどちらもある。そして、自分には何かしらの信仰が必要なのではないかとも度々思う。

五体投地をはじめカルチャーショックの連続なんだけど、最終的に王道なロードムービーになっていて面白い。

ただ、あまりにも皆が穏やかすぎて温厚すぎて前向きすぎるところや、「それはとてもいいことだね」みたいなやり取りに終始するところに不気味さも感じてしまう。

これを中国資本で作れたのはすごいなとも思うし、でもダライラマのダの字も出てこないところにやはり闇も感じる。
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