せい

RAW〜少女のめざめ〜のせいのレビュー・感想・評価

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)
3.8
ベジタリアンとして育てられた主人公が、姉と同じ獣医学校に入学し「洗礼」を受けたことで自らの内に秘めていた欲望が顔を出す。
真っ白な白衣が赤に染まる。洗礼で馬の血を頭から浴びるからだ。この話は一貫して血の赤が目立つ。その赤は時にグロテスクに、時に芸術的に、時に神聖なものとして描かれる。
いろんな考察を読んでなるほどなと思った。
これは紛れもなく主人公の成長物語だった。
ラストシーンの父親からの言葉。アドバイスなのだがどう考えても希望は持てない。そう言うところも良かった。

それにしても学生はっちゃけすぎでしょ…。先輩たちが歌いながらでてくるところの歌の歌詞とかクッソ下品だったなあ。それも異常な空気感というか、そういうものをバシバシ感じられる流れになってた。
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