原作を大して知らないんですけど、ポスターのイメージだけでなんとなくダサそうと思っていたのですが、良いところも沢山あるし、やっぱりダサいと思ってしまう所も多かったです。
もう好みの問題がでかいんですが
ヒトデみたいなスベノドトゲオイグアナの尻尾みたいな、青イソメみたいな触手が背中から生える、目が赤くなる、変な仮面と武器、このデザイン的な所とセリフと音楽がダサい。。
あと喰種も人間も何故かやたらカリカリしてるのもキツいというか、清水富美加さんはなんであんな初めからキレてるんですかね。。。
でも素敵なところも多くて
喰種側の立場に立って社会生活を送ることの辛さや葛藤、その中で折り合いを付けたり、お洒落して、家族を愛してって所が新鮮で面白かったです。
ハンバーグを食べることって気持ち悪い事なんだって本気で思いましたし、肉じゃがを食べることに何故かスリルがあってドキドキしました。
でも、せっかくの設定が勿体ないというか、清水富美加さんが何故無理をして肉じゃがを食べたのか、味がわからないのに喫茶店のメニューを作れるのか、なんで特定のブランドで服を買うのか、食以外は人間と変わらない感性を持っていて、文化だってリスペクトしてる、ちゃんと種の共存の話なんだって所を掘り下げてくれれば面白いと思うのに
メガネイケメンの「君は餌と友情を育んだのか」なんてセリフが陳腐なものにしてるというか
彼が喰種の過激派なのか、それとも喰種は普通そうなのか、、？！
でもちゃんと大学受験とかはしてるの？！
そもそも人間の女性に発情してる？！餌に？！
すげー、話として足りない気がしちゃいました。
しかもラストは人間を傷つけちゃったのに生きてて良いのかな？なんて喰種が言い出すから、主人公の人間でも喰種でもあるって個性はもう死んでますよね。
あとせっかく社会生活にとけ込めるんだから、仲良かったアノ人が信頼してた先生が！！みたいなショッキングな所も見たかったです。
