m

浮雲のmのネタバレレビュー・内容・結末

浮雲(1955年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

戦後の闇市と東京ブギウギ。

異国の文化が目に見えて浸透していく様は米兵の通うゆき子の部屋から読み取れる。オルゴールから流れるクリスマスソングがとても侘しい。

接吻で過去から現在へ移る演出は、随分と洒落てますね。

森雅之は文豪顔。高峰秀子可愛らしい。

ずるずると引きずった関係の富岡とゆき子が訪れる伊香保温泉。温泉入りてえ。旅行行きてえ。

映画で季節を感じるのが好きだ。しみじみとした風情が良い。美しい。それに加えて人が寒そうにしているのが好きだ。生きてるて感じがして良いね。森雅之にはもっと寒そうにしてて欲しい。高峰秀子は温かくしてね。風邪引かないでね。

「花のいのちは みじかくて 苦しきことのみ 多かりき」
m

m