浮雲の作品情報・感想・評価・動画配信

『浮雲』に投稿された感想・評価

成瀬巳喜男監督✖️高峰秀子&森雅之

小津安二郎が、
「溝口の『祇園の姉妹』と成瀬の『浮雲』。ありゃボクにはできないシャシンだね」
と強い嫉妬と絶賛の言葉を残したのも有名
Haru
5.0
普通の日本古典メロドラマと思いきや、冒頭から引き込まれた!乾いた寒々しい感じのモダンさがある。時代の重さもある。

高峰秀子と森雅之の心は最後までずっと戦時中のインドネシアにあるまま戻らない。現在の時間でのキスシーンやラストの泣きのシーンが起こると回想がすぐに始まり、二人の心が今の時間にないのがずっしりと響く。

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なんて愚かな。でも、みんなそんなもんじゃないですか。戯れ付く森雅之に高峰秀子の「きもちわるい」。ただのクズにとどまらない繊細な演技力、昨今の日本映画で見たことない。
4.8
仏印で出会い、東京を経由して屋久島で終焉する。密林から密林へ。都会の誘惑が2人をダメにする。外套に包まるしかないのだ。

名演、傑作。
このレビューはネタバレを含みます

☆一回目はいつ観たんだろう?文芸坐だったかなぁ?それともシネヌーヴォだったか?
☆本作、昨年七月のユリイカ増刊号「成瀬巳喜男」でも、言わずもがなの傑作という位置付けなのか、豪華執筆陣も本作への言及は…

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このレビューはネタバレを含みます

とても儚くて、切ない話だった。
だだ花みたいに綺麗なものというよりも、黒くどろっとした空気感がある。良くない恋が続く中で、翻弄されるゆき子と、同じく翻弄されていく富岡との二人のコンビがとても良かった…

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BOB
3.7

成瀬巳喜男監督=高峰秀子の代表作。

「男って勝手なもんだわ。日本の男ってみんなおんなじだわ。」

戦後混乱期の東京を舞台に、戦地インドシナで巡り逢った若い女と妻帯者の中年男が繰り広げる、腐れ縁的な…

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5.0

寂しくてダメな二人の行く果てを暗澹に描いた傑作。
ジャン・ユスターシュ『ママと娼婦』のアレクサンドルにも似通う、脆く儚い退廃的な雰囲気で女性たちを魅力する森雅之。
ユキコとの最後の会話も素直な毒舌が…

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yoda
-
全てのカットの構図が美しく、筋が通っていて、映画は連続したphotographyだということを思い出させられる
隙のない仕事の丁寧さに脱帽すると共に包容力を感じた

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