あっちへこっちへふらふら浮つく浮雲と、浮つく雲を目掛けてふよふよとついていってしまう浮雲。
ときに重なり合うけどそこには持続性など皆無だったはず。でも永続性が持たされる。それは皮肉にもみえるけど、…
平日の昼間に成瀬巳喜男を観に行き、男はクソ❗️疫病神❗️不倫を許すな❗️という思想を授かりスクリーンを後にする
「安南王の墓」が「アンダーアーマーの墓」と聞こえるくらいには音声不明瞭であったがじゅ…
戦時中、インドシナで出会った2人のうだつの上がらない戦後の人生を描く。
ここまで人間の人生を真の意味での”リアル”に書き綴った映画は見たことが無いかもしれない。本物の意味での恋愛映…
初成瀬作品。
入門としてお勧めして頂き鑑賞。
とても面白かった。盗んできた30万を渡してまで繋ぎ止めようと投げやりになる姿には少し笑ってしまったが、この男に執着するほどの魅力があるのか…と終始思い…
なんで最後冨岡はあんなにも泣いていたんだろう。良さそうなことは分かったが、いまいち実感を持って観ることができなかった。それが悔しい。まだこの映画の本領を受け取れていない気がする。女優さんの目や眉毛の…
>>続きを読む制作年で観た映画を探してみた1955年版。観たのは公開後30年以上後。自分が生まれる前の映画なのになぜかノスタルジーを感じる風景、温泉街の鄙びた感じが沁みる。情けない男との大人の情事のやるせなさ、こ…
>>続きを読む花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かりき。
戦時中のベトナムで出会ったゆき子と富岡。妻帯と別れたと思い、東京の家に訪れたゆき子だったが…
キャラクター背景はなかなか掴めないが、すごく胸に残…
成瀬巳喜男レトロスペクティブにて。まずは一般に最高傑作と言われるこちらから。
高峰秀子から滲み出る人間味や切なさに圧倒される。中身空っぽで顔だけの男なのに、執着を捨てきれない。男はそんな自分を自覚し…