なんで最後冨岡はあんなにも泣いていたんだろう。良さそうなことは分かったが、いまいち実感を持って観ることができなかった。それが悔しい。まだこの映画の本領を受け取れていない気がする。女優さんの目や眉毛の…
>>続きを読む
これまで観た成瀬作品よりスケールの大きい、ダイナミックで恐ろしいメロドラマだった。時代のうねりもありながら、両者の立ち位置や感情が大きく移り変わり、終わりが見えないまま徐々に奈落に近づいていくよ…
消費される映画と対極にあるように感じた。カメラの取り方、音楽に派手さが一切なく、ただただ、心情の揺れを物語と役者の演技で描く。一途なゆき子がただただ悲しい。世話するわけではなく、女中にゆきこになにか…
>>続きを読む高峰秀子、美しい
特に寝顔が綺麗、あの眉と閉じた瞼の線が。
童顔で丸い狸顔、男好きしそうな顔立ちながら、清楚さだけでなくて、憂いや怒りが似合うのが良い
岡田茉莉子も可愛い。ツンとしたきつね顔で、都…
計9回反復される歩くシーン。うち一度だけゆき子と杉夫ペア。
会話をしながらの歩く2人の目線の動きが毎回異なっている気がする。お互いに対する心の揺らぎようが目線に出ているのだろうか。
一度観ただけで…
『めし』で成瀬巳喜男を気に入り彼の「最高傑作」と評される「浮雲」を鑑賞。
成瀬監督はもしかすると「最低の男」を描く事が得意なのかもしれない。
本作はいいように利用されながらももたれかかる「都合の良…
初鑑賞です。
印象に残る作品でした。
①印象に残ったところ
・テンポ
次から次へと展開していきました。
それでいて駆け足には感じなかったです。
着実に物語が紡がれていました。
・描かれ…
成瀬巳喜男のめし、驟雨と共通して、男と女のすれ違いと無常感、身勝手な社会や他人に翻弄される人の悲しさが描かれている。救いがなく、見ていて辛くなる作品。特に浮雲は不倫カップルの業の深さというか、罪の部…
>>続きを読む
富岡がドクズすぎる〜!んだけど、彼の言動や雰囲気からは品しか感じず、森雅之すご…と思う作品。
男性の立場からしたら、ゆき子ほどの女性でさえあそこまで縋ってしまうと鬱陶しいと思うのだろうなと感じた。…