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ローランド・カーク&ジョン・ケージ:サウンドのROYのレビュー・感想・評価

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ローランド・カークの演奏にジョン・ケージの朗読が重ねられる映像作品。

盲目のサックス・プレーヤー、ローランド・カークの音楽に対する情熱を綴ったドキュメンタリー。

■NOTES
「ラサーン・ローランド・カークとジョン・ケージがこの映画で実際に出会うことはないが(ケージの音に対する謎めいた疑問とカークの実験的な演奏がインターカットされている)、この全く異なる音楽的アイコノクラストである2人は、音楽の無限の可能性について同じようなビジョンを共有している。カークは3本のサックスを一度に演奏し、フルートに切り替え、鳥の鳴き声が収録されたテープを逆再生し、最後には笛を聴衆に配り、“よろしければWのキーで”と伴奏を促す。一方、ケイジはロンドンのサヴィル・シアターでデイヴィッド・チューダー、マース・カニンガムとリサイタルのための作品を準備していた。ケージは反響室でラサーンの音楽に出会い、お気に入りの場所-無響室-で静寂の音の探索を終える。のちに、そこでは“自分の血流が流れる音と神経系が働く音”を聞くことができると分かる」-マーティン・ウィリアムズ、JAZZ TIMES(「UbuWeb」より抜粋/翻訳)

■THOUGHTS
ドラムスにはフィル・シーマン(Phil Seamen)。ベースにはデイヴ・グリーン(Dave Green)。

もう一個のOrnette Coleman Trioの方も気になる。

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