ち

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3のちのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

自分用メモ

1, 2と続けて鑑賞。
2は未来に行って過去に行ってと複雑になっていた分、本作は2よりもシンプルになった印象。何が良かったって、2よりもモヤモヤを感じる部分が極めて少ないというところ。2ではビフが過去に行き再び同じ2015年に戻ってきたことへの説明の少なさ、未来へのタイムトラベルについて原理的な認識が薄く感じられたところに鑑賞中からスッキリとしない気分のままであったため、無印よりも評価を下げたのだが、本作においては最終作としての慌ただしさもなく、引っかかった点は元に戻った1985年でもジェニファーが同じように寝ていたところだけだった。

1や2の繰り返しのようなシーンは、1,2と観ていれば自ずと楽しめる。マクフライ家の血の濃い性格やタネン家との関係もよく、ヒルバレーと時計台はシリーズを通しての土台と縦軸のように見えて素晴らしい。

矛盾点として挙げられるシーンも解釈によっては(やや力づくではあるが)成立しており、そういったある種弱みを提示することで今なお議論を活発化させる不思議な魅力を保っているのだと思う。
ち