あい

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3のあいのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

3作品目は趣を変えて、時は西部開拓時代。ドクが馴染んでいるのが面白いです。


時間軸としては、
1955年このままだと1885年にドクが死ぬことが判明
→1885年ドクが死なないように奮闘
→1985年死亡を回避してマーティだけ戻る。ドクは1885年に生きる?

新キャラのクララが登場します。
ジュール・ヴェルヌの愛読者という共通点があり、惹かれ合う2人。
そんな中でドクは1985年に戻ることを決意して、クララに真実を告げますが、クララは納得せず、そのまま2人は別れます。
問題はその後。聡明な女性に見えたクララが、真実の愛に気づき、ドクを追いかけるのですが、状況的にどう考えても、いま取り込み中なドクに対して、追いかけまくります。
エメット!と連呼するシーンは特に苛立ちを感じました。現実でもこういう人いるんですよね。

結局マーティだけ元の世界へ戻ります。
タイムトラベルものはどうしても、矛盾が出てきてしまいますが、パラレルワールドが存在すると思っているタイプなのでそんなに気になりません。

印象的だったのは、終盤のロールスロイス事故回避のシーン。シリーズ中ずっと堪えられなかった「このチキン」をやっと乗越えました。このシーンだけ見るとささやかなものですが、未来を変える大きなきっかけです。
BTTFのように、現在が未来に及ぼす影響をはっきりと見ることは現実では出来ません。ただ、ささいな意思決定が未来に大きな影響を与えたり、未来を変えることに繋がるということがこのロールスロイスのシーンに象徴されていると思いました。
小さな一歩が大きな一歩、など言葉でも似たようなことをよく聞きますが、映画を通じて実感できました。

シリーズ全体で捉えるべき作品だと思いました!
あい

あい