このレビューはネタバレを含みます
心霊的な怖さというよりもストレスから自分よりも弱い者を虐待してしまう人間の恐ろしさを描いた作品。
トミーの呪いはフェイントで本当に怖いのは虐待する親であり、そして今もなおそれが実際に行われている事実。
うまく社会風刺できており考えさせられる作品でした。
タッキーがコミカルな演技をしてくれるから見やすいしホラーというかダークファンタジーに近いかも。
謎解きっぽいしストーリー性もしっかりしてるから飽きさせない。
あの歌もキャッチーで良い。
エンタメとして楽しめる一方で実はトミーの物語も実際にあった事件を元にしている為かなりディープな内容である。
(とあるシーンの画面端にジョンウェインゲイシーを思わせるピエロが写ったあたりシリアルキラーに詳しい人は察したはず)
ホラー映画好きな人は意外とハマってしまう作品なのでは。さすが清水監督。